朝日新聞 地方版に本関刀の記事が掲載されました

2017/05/11 カテゴリー:お知らせ

2017年5月11日付けの朝日新聞 地方版に本関刀の記事が掲載されました。

20170511_朝日新聞

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関の日本刀 外観に欧の風

 関市の刃物メーカーと刀匠が、スイスの世界的デザイン会社と共同で斬新なデザインの日本刀づくりを進めている。4月にイタリアであった国際見本市で試作品がお披露目され、今秋には販売用の商品が完成する予定だ。刃物の町・関市の伝統文化を和と洋が融合した新たな形で世界へ発信する。

スイスのデザイン会社と試作

日本刀の名称は「Honsekito(ホンセキトウ)」。刀を納める鞘と持ち手の柄に牛革を施し、金めっき加工の銅線が巻き付くように装飾されている。シックな色と簡素ならせん模様は、伝統的な日本刀にはちょっとない。

 刀身は関市の刀匠26代藤原兼房さんが打ち、木製の白鞘は鞘師が制作、拵こしらえ(外装)のデザインをスイスの「アトリエ・オイ」が担当。試作品をもとに同市の「長谷川刃物」が販売用の商品を作る。

 企画の発案者は同社の3代目社長、長谷川尚彦さん(44)。事務用はさみなどを製造する傍ら、刃物産業の源流にある刀について知ろうと15年前から居合を習い、現在は戸山流居合道4段の腕前だ。

 長谷川さんはデザイン研修や商品販売のため欧州を何度か訪れるなかで、浮世絵や家紋など日本の伝統文化の影響も受けた欧州のデザインに触れた。そして「伝統の刀と優れた欧州のデザインを融合させ、新たな価値を発信できないか」と考えるようになった。

 一方の「アトリエ・オイ」はルイ・ヴィトンなど多くの有名ブランドを手がけるデザイナーの集団。県が昨年からイタリアの国際見本市「ミラノ・サローネ」に出展するために県産品のデザインや展示プロデュースを委託していた。

 「オイ」のパトリック・レイモン代表と長谷川さんに共通の知人がいたことが縁で、昨年5月に県内を訪れたレイモンさんに長谷川さんが面会。長谷川さんは居合の実演や日本刀を見せてその精神を説明し、藤原さんの工房も紹介。そして日本刀をデザインする企画を提案すると、レイモンさんは強い関心を示した。

 700年余の関の刀の歴史をヒントに伝統の継承などをテーマとし、レイモンさんらが得意な革と金を使った試作品が今年3月に完成。4月の「ミラノ・サローネ」では、県の展示場に県内企業と「オイ」のコラボ新商品のひとつとして展示され、注目を集めた。

 長谷川さんは「一体感があってシンプルだが、嫌味のないゴージャスさも感じさせる。日本では思いつかないデザイン。これは伝統を超えるチャレンジ」。

 販売用の商品では、飛騨牛の牛革や銅と金を混合したピンクゴールドを使う予定。

 受注生産で約10振りを作り、価格は1振り1千万円以上になる見込みだ。

 

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